音符とは-音符の名称
音符記号としてイメージが浮かぶのはこのマーク「♪」ではないでしょうか?
このブログでもよく語尾に多用していますね♪
♪の正式名称は「8分音符」
音符の箇所は以下のような部分に名称がついています。
音大入試用参考書、保育士試験用、wikipedia、様々な文献を調べたところ
「ぼう」の部分を符尾と定めるのもあれば、「はた」の部分を含めて符尾と書かれているのもありました・・。
誤表記が定着したか、統一されていないのか音楽はこういったことがたま~にあります。
音の長さを表す記号を「音符」といいます。
音を鳴らさない、休止している箇所は「休符」が書かれます。
音符
これは4拍子の1小節の中にどれだけ音符が入るかを表しています。
保育士試験には2/4拍子・4拍子の楽曲が出題するので小節の中にどれだけ音符が入るのか
比較してみるのもいいでしょう。
休符
休符の場合は「全休符」と「2分休符」の上下の向きが違います。
原則、考え方は音符と一緒なのでそれぞれどの音符と対応した長さか、記号の違いに注意しましょう
音符を1小節の中にあてはめると
音符・休符の長さそのものの大きい小さいは
全音符→2分音符→4分音符→8分音符→16分音符の順となります。
全音符・全休符からどんどん二分割してきましょう!
全音符の1/2が2分音符
2分音符の1/2が4分音符
4分音符の1/2が8分音符
8分音符の1/2が16分音符
1/2=半分に分割する考えは、拍を把握するのにも譜読みにも役立ちますよ。
4分音符を1の長さとした場合、
4拍子の1小節内ではこのように音符と休符が分割されていきます。
保育士試験に限らず、こども向けの楽曲は2/4拍子か4/4拍子、
3拍子の曲が殆どです。
定められた拍子によって小節内で鳴らせる音符の数が決まりますよ。
2/4拍子の場合
拍子の概念は拍子の記事でまた解説しますが、音符記号の大小は絶対的な順序があり、
音符と休符がどの長さで小節内で収まっているのかかがわかるとピアノ演奏にもつながります。
付点音符・複付点音符/3連符・5連符
付点音符
付点の考え方も、1/2です。付点がついた音符は基の音符の1/2の長さ分追加する記号です。
実際の楽譜ではわかりやすく音符同士が線でつながった「タイ」で表示されることも多いです。
「タイ」
同じ高さの音符を切れ目なくつなげて鳴らす場合に音符同士に線()を引いた記号。
複付点音符
複付点の考え方も、1/2で考えてもいいでしょう。
一つ前の音符を1/2分伸ばす。その分割された音符をさらに1/2分伸ばす。
結果、基の音符の1/4なのですが、覚えやすい方で。
全音符・全休符から大小の順列は絶対なので確実に身に着けておきましょう。
連符/3連符・5連符
今まで2分割を基本として話してきました。2分割を続けると、2,4,8,16の音符に分割ができましたが、基準の音符を3,5,7,9.と分割することは可能です。
3連符はよく出てくると思いますが、それ以上の連符はこども向けの楽曲ではめったにでてこないかも・・。
これはリズム打ちの話になってくるので、解説はここまで。
これも基準の音の1/2→1/2の音符で表記されていくよ!
まとめ
音符の項目はそれほど情報量があるようでないけれど、ちょっと数学的な話になっているかも。
全部の数値を記憶するのもいいけど、仕組みとして理解してしまうのも近道かも。
1小節の中にどれだけ音符が入るのかの考え方は試験が終わった後でも、譜読みに役立つので
ぜひ一度目を通してみてね!
次回は拍子とリズム! まだまだ続きますよ♪
試験対策として出にくい部分ではあると思うのですが(広く浅くの知識として)
終わったら忘れてもピアノ演奏には問題ない部分かな。