もくじ
ピアノを演奏する前に
これから保育士・幼稚園教諭を目指して忙しい中なんとか時間をみつけて練習しようと考えているみなさん、練習環境はどうでしょうか。

ピアノを弾く環境が整っているかは練習を継続するための大事な要素です。
昨今の住宅事情もありますし、音量調整ができていつでも弾ける電子ピアノを使用している人も多いかと思います。
電子キーボードは軽量化のために鍵盤のタッチが軽かったり、幅が狭いものなど、アコースティックピアノを弾くのとはまた違う機構の楽器になります。
電子ピアノユーザー必見!試験前の対策

鍵盤が重くタッチが違うことに戸惑うことも💦
あとは音量の調整と、声のバランスなど生の楽器の難しさがあります。

お金はかかるけど、1時間きっちり全集中して弾きましょう!
普段と違う場所で弾くことも、試験対策として役立ちますよ~!
ピアノを練習するモチベーションと練習時間確保の秘訣

●ピアノを練習する時間がとれない。
●ピアノを練習するモチベーションが上がらない。
この二つが特に練習を阻む理由となるでしょう。
【解決方法】ピアノを練習する時間がとれない!

忙しい中、練習時間確保はなかなか難しいもの。
私自身実践していてオススメできるのが朝一番/起きてからの練習です。
朝の準備の時間を考えて、普段の起床時間よりも起きる時間を早める。
その時間を練習時間にするだけ・・つまり時間を逆算して予定を組むのです。
- 朝一番に練習することで1日の予定変更の影響を受けない。
- 朝一番に練習したことで達成感を得れる。
今日もピアノ練習をしなかった・・という負のスパイラルに落ちにくい

朝はギリギリまで寝ていたい人にはつらいかもしれません・・
でも練習した!という達成感の積み重ねはモチベーション維持にもつながりますよ。
【解決方法】ピアノを練習するモチベーションが上げがらない

「作業興奮(Woek Excitement)」
「後回し」にしない技術-すぐやる人になる20の方法- 著者:イ・ミンギュ(心理学博士・臨床心理専門家)
やりたくないことでもいったん進み始めれば、脳が刺激を受け、たちまちそのことに集中するようになる。
やる気が起きないのではなく、まだ何も行動を起こしていないから始まらないという
心理学者の見解です。
いつやるのか?今でしょ!という言葉が流行語にもなりましたが
今日練習しない理由を考える前に「今」始めることが重要なのです。
ピアノの椅子に座る、そして弾くだけ・・本当は簡単なことかもしれません。

練習は朝派。朝練はとにかく何も考えないで指を動かす曲(音階練習からピアノ初心者の定番 ハノンをひたすら弾いています♪
オススメピアノ練習方法
練習する曲を2〜3パターン用意しよう
ピアノを練習する曲として基礎練習曲・課題曲・自由曲と2〜3パターン決めておくのも良いでしょう。
①基礎練習曲は指の準備運動になるもの。
指をまたぐ練習、スケールの練習、譜読みをあまり必要としない繰り返し動作の曲でok!
②季節の曲、行事の曲など園生活の節目に演奏する曲。
お誕生日ソング、お片付けソング、あいさつ、おはよう、さようならなど
四季や行事に関連した曲からマイレパートリーを増やしましょう。

保育士試験を合格を目指している方は課題曲だけでも弾きましょう。
③自由曲は、今その時に弾きたい曲。その時思いついた曲など弾いてみて。
いずれ弾ければいいなと思う曲をちょっと譜読みしてさわるだけでもOK♪

自分はなぜこの曲を今弾きたいのか、心と向き合う時間、クールダウンとして取り入れてみましょう。
テンポを設定しよう-デモ演奏と弾く-

おススメの練習として、毎回必ず・・ではないのですが
曲のテンポを合わせて演奏してみましょう。
デモ演奏があればそれに合わせて弾きます。
ミスした場合も、お手本の演奏を止めずにデモ演奏にまた合わさるよう先の小節で待ち構えて弾ききるのです。
毎回テンポを守ってきっちり弾くということではありません。
この練習の目的は、
曲全体のテンポの把握と、
テンポを維持しながら弾くことを意識するためです。
こどもと一緒に歌う際、ミスして弾き直すとせっかくの流れを止めてしまうので
こどもの歌声に合わせることを最終目標としましょう!
最後に
保育士試験のピアノ実技は、歌・ピアノ技術・リズム・テンポなど子供達と一緒に弾き歌いできる総合的な技術力が問われます。試験に合格した後も、長い保育士人生でピアノを弾く機会もあることでしょう。
保育士歴=ピアノ歴ともいえるはずです。
ぜひ継続してピアノ練習に取り組んでみてくださいね。
普段、電子ピアノで練習している方には本番前までに
レンタルスタジオ等でアコースティックピアノを弾くことをオススメします。
保育士試験では会場に設置された楽器
(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ)のいずれかです。
アコースティックピアノに慣れていない人は特に試験前までに何回か普段のピアノと違うピアノで演奏してみるのもいいでしょう。