小節線と譜表
楽譜の基本
ピアノを弾く方はこの大譜表がお馴染みの楽譜でしょう。
小節、小節線、複縦線、終止線などは名称はそれほど意識したことないけれど
どういった役割なのか説明がなくとも理解しやすい音楽表記だと思います。
文章でいう句読点のような存在が小節線、
楽譜は楽曲の構成を直感的に伝えてくれます。
譜表の基本
下の線から上に向かって一線、二線と第五線まであります。こ
加線（上下の線）は上は下から、下は上から１２３と数字が大きくなるので注意。
相対的な音の高さを表した５本の線＝五線譜に
そこに音部記号を付けることによってそれぞれの楽器に適した譜表になります。
音部記号はそれぞれの楽器の音域に合わせて、見やすく適した位置から始まるようにたくさんの記号があります。
このように各楽器の譜表が結んである合奏や合唱曲などの譜表は
総譜（スコア）とよびます。
ボーカル曲など単旋律のみ ポップス、ジャズの場合はリード譜とよぶよ！
保育士試験で絶対覚えるべきポイント
このト音記号、ヘ音記号の基本的な「ドレミファソラシド」の音符の位置は
しっかりと把握しておきましょう！
ピアノは大譜表が基本なので高音部・低音部の譜読みが必須！
他の楽器より苦労は多いけど、その分楽典の理解度は進むかも？
音部記号の説明にでてきた「ハニホヘトイロハ」は日本語音名の表記です。
試験では「ハ長調」「ト長調」など調性と音部記号を表す呼び方として
一般化されています。
またピアノの鍵盤の位置を表す時には「ドレミファソラシド」以外に
「ハニホヘトイロハ」で表す場合もあります。
その場合は、普段の「ドレミファソラシド」の基準の音域「ハニホヘトイロハ」に付点がついた表記となります。（現在では殆どこういった教え方はしていません。）
「ハニホヘトイロハ」：音名と鍵盤の位置
基準となるドが「中央ハ・」というのは試験以降すっかり忘れていました！
こういうのは普段使わないのになぜか試験に出てくるやっかいなところ💦
実践編：実技試験につながるピアノで重要なのはこれ！
実技試験、ピアノ演奏に向けて把握しておいてほしいのが
音符がどの鍵盤の位置と対応しているのかです。
譜読みにもつながるので、ぜひここは重点的に意識してみてくださいね。
実は音符の表記に加線の制限は原則ありません！
作曲者・編曲者の都合で何線書いて間違いではありません・・が
現代の楽譜は見やすく、弾きやすくが基本なので
殆どが１オクターブ表記や音部記号の変化などで書かれているので大丈夫！
まとめ
このように保育士試験ではクラシックの楽典を基本としています。
しかしいざ試験に挑戦してみると・・思ったより広く浅くの知識を問われているのが保育士試験の難しいところ。実践では殆ど使われていない理論も学ばなくてはいけない大変さ・・
でもその先に明るい未来がまっているはず！
次回は音名の変化を重点的に解説します♪
楽譜自体、英語で[musical score スコア］と呼ぶのでそこまで厳密な名称の違いではないと思います。